男性看護師が年々増えている
男性看護師も増加傾向にありますが、単純に数だけを比べてみると圧倒的に女性の方が多い状態です。男性看護師が増えている理由は需要が高まっていることや看護の均一化を目指す病院が増えてきているからですが、まだまだ女性の割合が多いため、男性看護は肩身の狭い思いをすることもあります。そのような中で男性看護師として働くメリットは何でしょうか。また、女性社会の中で男性がキャリアアップを目指すことは可能なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
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男性が看護師になるメリットとは?
女性が中心の看護業界で男性が看護師として働くメリットは何でしょうか。医療知識や看護技術は看護師にとってもちろん必要な知識ですが、体力がなければ看護師というハードな仕事を続けることはできないでしょう。寝たきりの患者さんの身体を動かすなど腰に負担がかかる業務も多いため、女性には厳しいと感じる場面が多々あります。また、男性患者さんの対応は女性看護師では不十分な場合もあります。そのような時に男性看護師がいれば対応を任せられるため患者さんとの間にトラブルが起こることもありません。
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倍増した理由
近年、女性が中心だった看護業界に男性が増えてきています。女性看護師に比べて男性看護師の割合はまだ少ないものの、看護師を志す男子学生も多いことから、今後男性看護師の数がもっと増えることが予想されます。男性看護師が増えた一番の理由はニーズが高まっていることですが、男女の比率を意識する病院が増えてきたこともそのひとつです。一般病棟に入院しているのは女性の患者さんだけではありません。男性の患者さんもいるため、均一的な看護を心がけなければならないのです。
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キャリアアップへの道
看護師の定年は60歳です。男性、女性に限らず定年まで長く働き続けることは可能です。また、人手不足の病院も多いため、年をとって体力がなくなってもさまざまな経験を積んでいる看護師は重宝される傾向があります。そのため、単年雇用契約などで定年後も看護師として働き続ける人はたくさんいます。女性が多いため肩身の狭い思いをすることもありますが、男性看護師が管理職に就く可能性はゼロではありません。数が少ないからと諦めるのではなく、キャリアアップを目指して努力を続けましょう。