求人探しのポイント
男性看護師は女性看護師に比べて選択肢の数は多くありません。また、職場によって雰囲気はかなり異なるため、自分に合った職場を見つけるのは大変です。
転職先を探す際に注意しておきたいポイント
男性看護師は女性看護師に比べて厳しい条件の中で転職活動を行うことになります。その状態で自分に合う職場を探したいなら、「男性看護師の在籍状況」と「男性看護師の求人があるかどうか」の2つに注意しましょう。
まだまだ女性看護師の割合が多いため、職場に男性看護師は1人だけという場合も少なくありません。しかし、各部署に複数人の男性看護師を配属している病院もあります。そのような病院の男性看護師はみな同じ境遇で働いているため、仕事や職場環境の悩みを相談しやすいでしょう。1人で悩みストレスをため込んでしまう心配もありません。また、主任や師長などのポジションに男性看護師が就いている可能性もあります。その場合は男性看護師の意見が上に伝わりやすくなるため、仕事もしやすくなります。間近で管理職の働き方を学べるため、キャリアアップを目指しているという人には参考になるはずです。
男性看護師が多くいる病院を探す
WEBサイトに男性看護師の人数を公表している病院もありますが、すべての病院で「男性看護師の詳しい人数」や「男性の管理職はいるのか」などの情報が掲載されているわけではありません。詳しい情報は自分で集めるしかないのです。しかし、自力で集めるには限界があります。そのような時は看護師専門の転職サイトを利用するといいでしょう。転職サイトに在籍しているコンサルタントは、病院の求人情報やホームページには載っていない病院内の詳しい情報を入手しています。より詳しい情報を知ったうえで転職活動ができるため、失敗もほとんどありません。
優先順位を付ける
これは「男性」「女性」関係なくいえることですが、転職を成功させたいのならまずは「何を優先するか」を明確にすることです。給与やスキルアップ、プライベートとの両立など人によってどれを重視するかは異なります。重視するポイントを誤れば、転職しても後悔することになってしまいます。
給与を重視するなら、高収入が狙える大学病院がおすすめです。残業や時間外の勉強会に参加する機会は増えますが、給与が高めに設定されているため高収入を得ることが可能です。一般的な病院に比べてボーナスの金額も高いため、同じ看護師でも2倍近くの差が出る場合もあります。
スキルアップを目指すのなら、救急病棟やICUなどの急性期病棟がおすすめです。急性期病棟にはさまざまな症状の患者さんが運ばれてくるため、幅広く学ぶことができます。また、急性期病棟でしかできない特殊な治療や処置も多いため、働きながら自然に知識を身につけられます。
プライベートと仕事の両立を目指すのなら、精神科や一次病院など残業がなく定時で帰れる職場がおすすめです。このような職場では育児休暇や勤務調整の融通に優れているためプライベートを優先して働くことも可能です。